へら浮き オーダーメイド(一本\1,500円から対応します)

◎発泡で製作しております。始めになぜ発泡で作っているのかを簡単に説明させていただきます。

 全ての浮きの大きさは錘負荷で決まります。決して太さや長さなどの見た目ではありません。しかし、釣具店などで販売している特にへら浮きに関しては、その記述がほとんどありません。
以前、有名な浮き作者の浮きを信じて愛用しておりましたが、紛失した際同一サイズを注文したにもかかわらず錘負荷が大きく違っておりました。他有名な浮き作者に問い合わせた処、「錘負荷について計った事がない」との信じられない言葉が返って来ました。挙句の果てが自分で作るしかなくなったのです。しかし、羽根やかやで錘負荷を微調整し、同一サイズを同一錘負荷に揃える事は正に神業的技術が必要です。私は自分に限界を感じました。
最近ごくまれに錘負荷を表示しているものも見受けられるようになってきました。そして羽根やカヤでほんのごく僅かですが錘負荷を最初に決めて製作しておられる達人もいらっしゃいます。その達人をしても1.5gを超える大きさの浮きは半分運まかせのようです。
だからこそ発泡で製作し、0.01〜0.02g(極細パイプで約1目盛)の誤差で仕上げるようにしています。また他の材質では作れないような短く太いカンザシタイプも製作出来ますし、比重も軽く出来ます。あえて記述致しますが、発泡の欠点は衝撃に弱い事でしょうか? 通常の釣りでトップ接着部や足部が壊れる事はありませんが、ボディに対する強い衝撃には限界があるようです。

1gは、一般的な0.25mm厚板錘約2.35cm程度の大きさです。

 0.29g 1m以内の速攻浅棚用  板錘7mm程度
 0.38g 1m前後の速攻浅棚用  板錘9mm程度
0.46g 1m前後の速攻浅棚用 板錘11mm程度
 0.54g 1m前後の浅棚用から食い渋り時の1.5m以内の底用  板錘13mm程度
 0.71g 1m前後の浅棚用から食い渋り時の2m以内の底用(短竿チョウチン用)  板錘17mm程度
 0.87g 1.5m前後の宙用から食い渋り時の2m程度の底用(短竿チョウチン用)  板錘21mm程度
 1.04g 2m前後の宙用から食い渋り時の3m程度の底用(チョウチン用)  板錘25mm程度
 1.25g チョウチンから底用  板錘30mm程度
 1.46g チョウチンから底用  板錘35mm程度
 1.67g チョウチンから底用  板錘40mm程度
 2.08g 長竿チョウチンから底用  板錘50mm程度
 2.5g 長竿チョウチンから大場所底用  板錘60mm程度
 3.33g 長竿チョウチンから大場所底用  板錘80mm程度
 4.2g 長竿チョウチンから大場所底用  板錘100mm程度

釣り場の状況により12段階前後しなければならない時もあります。人それぞれのようですが・・・。
その他、何gか指定していただければある程度対応可能です。

また、よく耳にしますが、「浮きを大きくすればえさを抱えられるようになる???」
何度も水槽実験をしましたが、やはりそのような事はありませんでした。
重いエサを抱える為にはトップを太くするか、長くするしかありません。

 

  ボディ径は約4.3mm前後から10mm 完全カンザシの場合球型直径12mm〜20mm使用
ボディの塗装は、完全無地(白)以外は全てマーブル塗装となります。
 1  トップの種類と長さ  これを決めなければ次の工程に進めません。 グラスムク0.2〜0.8mmから
PCムク0.3〜1mmから
PCパイプ0.8〜1.2mmから
ハイテク1.4mm〜2mmストレート
私的感覚ですが、両うどん以外はあまり細いトップは必要ないと思います。
 2  どの大きさ(錘負荷)か?  上表参照 
 3  浮きボディタイプ  ノーマル.丸トンカチ・クサビ型.流線型(細目)
ずん胴型・逆テーパー型.カンザシ型
細身直線型(うどん浮き)
・2段カンザシ
 各タイプの私的意見は下記参照
4  ボディ太・長は、浮きの大きさやタイプによって変わってきます。  
 足長は、浮きのタイプやトップ長等によって調整します。  
足の材質等   足の材質は、グラス足>カーボン足>竹足>の順で比重が軽くなります。水に浮く竹は使用しません。但し竹足を使用するとボディ全体が若干小さくても同一の錘負荷が得られるようです。尚、材質を変えてもタイプ別に足の重さは同一に調整しています。グラス→カーボン→竹足の順で立ちやなじみ時間が変わるようです。
グラス足1.2〜2.5mm      カーボン足0.8〜2mm   竹足1.5〜3mmをそれぞれ使用。

それぞれトップの重量やボディタイプにより微調整しなければならないので材質も変わってきますが、指定していただければ対応出来る事もございます。もちろん足の中心部にはテーパーを付けて細く仕上げておりますので、あまり細い足は折れる可能性が大きくなりますのでお勧め出来ません。止めゴム等の大きさにもよりますので、足先端が1.5mm程度が一般的でしょうか?
       


ボディタイプ別私的意見
 ノーマル型 普通よく見る形のもの

画像は、それぞれ
PCパイプトップ細 80mm 95mm 110mm
ボディ径6mm 34mm 43mm 52mm
1.2mmカーボン足 53mm 61mm 70mm
錘負荷 0.71g 0.87g 1.04g
完成重 0.265g 0.31g 0.365g

 
 クサビ型 一般型よりボディ下部にテーパーを付けたもの。トンカチ型風に仕上がる。
当たりがはっきり出ると言われている。ボディ上部に浮力が付く為
一番早く立ち上がるタイプだが風によりトップが振られやすくなる。

画像は、それぞれ
1.5mmソリッドトップテーパー付 55mm 60mm 65mm
ボディ径6mm 34mm 38mm 42mm
1.5mmソリッド足 60mm 65mm 70mm
錘負荷 0.38g 0.46g 0.54g
完成重 0.44g 0.495g 0.55g
 
 流線型(細目) 頭部もテーパーを付けたもの。主に底釣りで使用される。
真冬の食い渋り時でも触りが多く出ると言われている。
細目に仕上がる為、ゆっくりとした立ち上がりとなるが流れによるしもりが出やすい。


画像は、それぞれ
1mmソリッドトップテーパー付 100mm 110mm 120mm
ボディ径5.6mm 52mm 60mm 68mm
3mm竹足テーパー付 33mm 36mm 39mm
錘負荷 0.87g 1.04g 1.25g
完成重 0.42g 0.48g 0.54g
 
 軍艦型(ずん胴) 頭部と足部にだけきつめにテーパーを付けたもの。悪天候でもある程度安定感がある。

画像は、それぞれ
1mmソリッドトップテーパー付 75mm 85mm 95mm
ボディ径6mm 30mm 34mm 38mm
1.5mmソリッド足 55mm 60mm 65mm
錘負荷 0.46g 0.54g 0.71g
完成重 0.35g 0.38g 0.445g
 
 逆テーパー型 流線型のボディを反対にしたもの。戻しがよく出ると言われている。
タイプの中では、一番ゆっくりと立ち上がる。
風によるトップの揺れには一番強く安定感がある。

画像は、それぞれ
PCパイプトップ中細 80mm 90mm 100mm
ボディ径5.7mm 39mm 47.5mm 56mm
2mm竹足 51mm 55mm 60mm
錘負荷 0.54g 0.71g 0.87g
完成重 0.265g 0.33g 0.385g
 
 カンザシ型 ロングトップに仕上がる。その為なじみ時の触りをよく表現してくれる。
浮力が一点に集中している為、ボディに対する表面張力が少なく立ち上がりまでは時間がかかるがキチッとした立ち方になる。
戻しや当たり等タイプの中では一番よく表現してくれる感覚だが、
風によるトップの振られ方も大きくなる。
但ししもりには強いと言われている。ドボンにも対応可。


画像は、それぞれ
1mmソリッドトップテーパー付 150mm 175mm 200mm
ボディ径9.5mm 25mm 28mm 32mm
1.8mmソリッド足 46mm 57mm 65mm
錘負荷 1.04g 1.25g 1.46g
完成重 0.37g 0.47g 0.56g
 
 細身直線型
(うどん浮き)
 トップが細く短い為、底専用となる。
通常のうどんを両針に付けて打ち込むと、棚が底を切れている場合、ほぼ沈没する。
両エサが底についている場合でも、しもりながら沈没してしまう場合は、もっと深くする必要がある。
その為、当たりが出る棚を探しやすい。
エサ落ち調整には、繊細な作業が要求される。
多少の悪天候でも直線型の為、安定感がある。
細トップの為当たりも非常にわかりやすい。厳寒期には最適である。

画像は、それぞれ
0.2〜0.8mmソリッドトップテーパー付 55mm 65mm 75mm
ボディ径4.4mm〜4.6mm 47mm 59mm 67mm
1mmカーボン足 30mm 32mm 34mm
錘負荷 0.54g 0.71g 0.87g
完成重 0.13g 0.165g 0.19g
 
2段カンザシ  通常のカンザシ浮きの欠点は、風の影響でトップが振られる事。
このタイプはそれを抑えてくれます。ロングトップを使用し続けたい場合
あきらかに風による影響を抑えてくれます。

画像は、それぞれ
0.5〜1.5mmPCムクトップテーパー付 150mm 170mm 190mm
ボディ径15mm
2mmカーボン足 82mm 92mm 102mm
錘負荷 0.87g 1.04g 1.25g
完成重 0.61g 0.745g 0.89g
 
ショートトップ
長足タイプ 
どちらも早く立たせるタイプ。ややボディの肩を出して立つ。浅棚では早く立たせなければならない。
また完全底釣りでは、なじむまでの動きは無視する。
 

 


トップの配色は、ルミノサイン ホワイト・レモン・イエロー・オレンジを使用しています。

:100mm   8 10 12節   150mm 10 12 14節   200mm12 14 16節の中からお選び下さい。お勧めは真ん中です。

 

製作から納品まで10日間程度になります。

詳細等について、nonbe@nonbe.jpまでメールして下さっても結構です。件名には必ず「浮きについて」と記載して下さい。よろしくお願い致します。